出会いのきっかけに出会い系ピュア掲示板は有効か? 試してみた

出会い きっかけ

同世代(20代)の恋人なんて作れる気がしなかった。僕はPCモニターの前で深く溜め息をつく。

出会い系サイトのPCマックスに登録して2ヶ月目。成果は40代女性のメル友を5人作れたことくらい。なんでアラフォー(アラフィフ)の人ばっかりに気に入られるんだよ!

今回は、僕(taku_morisawa)が出会い系サイトPCマックスを使って初めて20代の女の子と出会い、ランチデートを果たした体験談を書く。とはいっても、自慢でもなければ成功譚でもない。後味は悪くないけれど、重くて暗い話であることには違いない。

PCマックスのピュア掲示板「今からあそぼ」「ランチいこう」カテゴリを試してみた

その日も半ばあきらめた気持ちで、PCMAXピュア掲示板の「今からあそぼ」「ランチいこう」カテゴリを眺めていた。

ぶっちゃけ反応がよろしくないのだ。

僕自身が24歳と若いせいもあって「年下の方はちょっと…(´・ω・`)」と断られてしまうこともあった。かといって24歳以下の女性では(競争率が高いためか)メッセージを送っても返事が来ないケースが多かった。

出会い系PCマックスには「アダルト」と「ピュア」の2種類の掲示板がある。アダルト掲示板では、援交お姉さんにホイホイ釣られて2万円を失った苦い記憶があった。だから(セックスまで至れないとしても)ピュア掲示板の方でアプローチをかけることに決めていた。

掲示板の閲覧には1pt(10円分)を消費する。だから、

「1日に見る掲示板は5つまで。そのうちのどれか1つには必ずメッセージを送る」

とマイルールを決めて、毎日寝る前の30分間だけサイトにアクセスすることにした。(そうしないとポイントがズルズルと無くなっていく)

はい、きた「エッチ目的お断り」。だがそれもいい

ピュア掲示板の「エビフライを食べにいきませんか」というタイトルの投稿が目を引いた。

ごくたまに、こんな感じのやたらめったら中身が気になる投稿があって、ついついクリックしてしまうので困る。なんでエビフライ限定なんだ。

投稿詳細を見ると「一緒にエビフライ食べに行ってくれる方いますか~? エビフライを食べるのが夢なんです。ランチ限定。H目的はお断りです」とのこと。サポ狙いの感じもするが、不思議と引き込まれる。もう1pt消費してプロフィールをチェックする。

名前はユキ。登録上は21歳の学生。プロフ写真はなし。自己PR欄には「精神疾患持ちです。わたしの事を受け入れてくれる方、理解してくれる方探してます」の文言がある。

うーん、重そうだ……。

しばらく悩んだ。

僕も一時期、当事者だったから分かる。精神疾患を受け入れて、理解する。到底、生易しいことではない。口では「辛かったね。苦しかったね。あなたの気持ちよくわかるよ」といくらでも言えるが、そんな簡単なカウンセリングで良いのだったらとっくに治っている。

仮にうまくいってユキと交際できたとしても、共依存関係で沈んでいく可能性もある。果たして彼女と関わるべきか、避けるべきか。震える指でメッセージの送信ボタンを押したのは、時計の針が深夜零時を過ぎてからだった。

「深い交際もエッチも、今は考えていません。ただ純粋に、ユキさんとエビフライを食べたいので、それでも宜しければ一緒にランチ行きませんか」といった趣旨の、すごくチキン野郎なメッセージを送ってしまった。

しばらく待ってみたが、その日は返信はなし。

それから2日待っても返事はない。

あきらめかけていた3日目の夜、ユキから返事が届いた。「あさっての土曜日あいてますか?」と。

童貞男が生まれて初めて、デートの約束を取り付けた瞬間だった。

その日は緊張して、一睡もできなかった。

 

地元神戸。

阪神電鉄のとある駅で、ユキと待ち合わせをした。午前10時には着いてしまった。約束の1時間前だ。

ユキが駅改札口から出てくるものとばかり思っていて、そちらをずっと眺めていた。30分ほど経った頃、逆方向から「あの……」と声をかけられた。彼女は僕よりも地元民だったらしく、市営バスで来たようだ。

僕にはごくふつうの女の子に見えた。身長は160cmくらい。黒に近い茶髪でショート。白のスカートに、ゆったりとした薄紫色のカーディガン。小さなポーチを肩から斜めにかけているものだから、胸のふくらみが(鞄のヒモで)強調されている。

スタイルは良いが、強いて言えば痩せすぎの印象を受けた。

「どうしても行きたいレストランがあるんです」

「えっと、エビフライの専門店……?」

そんな敷居の高いお店ではないですよ、とユキはひとしきり笑ったあと、そこがふつうの洋食店であることを教えてくれた。

10時半とまだ時間が早く、駅前の広場で立ち話をした。「こないだイノシシがチューリップをばくばく食べているところを見た」など、とりとめのない地元トークで話が弾んだ。

ユキはふつうに明るい性格だった。コミュニケーション能力は、僕よりも彼女の方がはるかに高そうだ。ちょっと高級なブライダル系のアクセサリーショップで働いていたこともあるらしい。

黒パンストで男性客を接客する彼女を想像する。

「もしかしたら、ユキと恋人になる未来は『あり』かもしれないな」

自分のなかで期待と夢が膨らむ。

 

11時、商店街の一角にあるレストランに入った。

2人がけの席につき、彼女はエビフライ(単品)を頼んだ。「私は本当に、エビフライしか食べません」と言う。僕も彼女に合わせる。

料理を運ばれてきた。僕たちは無言でフォークを手に取る。

ユキは緊張した面持ちでエビフライを口に入れて、やがて「美味しい」と自分自身に聞かせるように言っていた。

「エビの尻尾って、ゴキブリの羽と同じ成分(キチン質)でできているんですよ」

僕も何か言わないといけない気がして言った。ユキは食べるのに集中したいようで、何も答えない。

僕は黙々とポテトサラダを頬張った。

壮大に何も起こらないデートだった

エビフライの単品料理だけということもあり、20分とかからずに食べ終えてしまう。

会計を済ませ外にでる。

「良かったね」「美味しかったね」

お互い感想を言い合った。

「このあとどうしますか?」

「帰ると思います」

「じゃあ連絡先でも」

「そうですね」

そのまま解散。駅前でお互い反対方向に歩き出す。

壮大に何も起こらないデートだった。コミュ障童貞がデートするとこうなる。

まあ僕は、女性と同じ空間にいられただけで、とりあえず満足です。

 

ユキと1週間ほどメールや電話でのやり取りを続けた。ユキは自分の身の上話を聞かせてくれた。彼女の精神の病は「摂食障害」だった。

摂食障害では「大量に食べて、大量に吐く」あるいは「まったく食べない」の過食と拒食が繰り返される。過食では、コンビニおにぎりやパン、袋ラーメンなどを大量に買い込み「食べてはトイレで吐く」をエンドレスに繰り返す。(胃酸で歯が溶けるほどに)

過食に使う食費だけで、月に20万円を超えることもあったそうだ。ユキは、少しでも太って健康な体重に戻りたい、と言っていた。症状は「痩せたい」という願望から来るものでなく、本人の意思では制御できない強迫観念から来るものらしい。

彼女、もともとはお金に困って出会い系に登録した。原因は言うまでもなく、過食の際に必要な「食費」の不足だ。現在は援交(結構ガチな話も聞いた)をやめ、実家で療養しているそうだが、症状はかなりひどいとのこと。

あのエビフライ・デートはユキにとって特別だったらしい。

あのレストランのエビフライは、かつて付き合っていた彼氏とデートで食べた思い出のランチだと語ってくれた。

その出会いにインセンティブ(報酬)はあるか

僕は大学生の頃、対人恐怖症だった。より具体的には、自己視線恐怖症。自分の視線が他者を不快にするのではないかといった恐怖から、人前で目を開けていられなくなった。電車やバスにも乗れなくなり、道端で歩いていて誰かとすれ違うだけでも緊張で足が固まった。

かつての当事者だから、もしかしたらユキの理解者になれるかも、と考えていた。あの頃、自分が一番苦しい思いをしていると信じて疑わなかったけれど、ユキの話を聞いているうちに、自分とはまったく比にならない「現実」と戦う人たちがいることを知る。

ただこうして彼女のことを書いていてもどこか他人事で、彼女のことを思うたび最後は自分と彼女の境遇を比較し、ホッと胸をなで下ろすのである。

 

先日のことだ。

電話口で言われた。

「私のこと、重いですか?」

「えっ、そんなことない」

「無理しなくていいです。なんか伝わってくるよ。2人で会うのはもうやめましょう」

えぇ……。

せっかくイケると気合が入っていたのに。

でも僕はすでに気持ちを切り替え始めていた。もしユキと深い関係になったとして、その後ずるずると付き合うというリスキーな関係を続ける気はもうすでになかったからだ。

ユキとは今も、メールの交換を続けている。どうするのが正解なのか分からないが、ヤリ捨てる度胸もない僕が、これといってメリットのない彼女の存在を持て余していたことだけはたしかだ。

僕のこの考えが何事かを証明しているとしたら、「思いやりって気持ちはないの?」って指摘は間違いだ、ってことだろう。

にんげんは「よく」もなければ「わるく」もない。にんげんはにんげんで、にんげんってのは、意図的であるかどうかはともかく、インセンティブ(そこに報酬があるか否か)に敏感に反応する。

ぼくはにんげんだ。

自分を覆っていた厚い殻に、ようやく亀裂を入れられた。僕はつくづくヒドイ人間なのだ――。

(取材/文 taku_morisawa)

↓↓詳細はココをクリック↓↓ 出会い系ランキング情報
スマホ@出会い系
taku_morisawa

taku_morisawa

投稿者プロフィール

1993年生まれ。兵庫県在住の小説家、ときどき無名のネットライター。
月上限3,000円で出会い系に挑戦しています。最新記事のチェックぜひ!

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 出会い系では兎にも角にも最初のメールの書き方次第で会えるかどうかが決まってくる。 現実には口下…
  2. 8月2日はパンツの日。唐突だが、パンツの日に合わせて、女性の使用済み下着を手に入れたいと思った。 …
  3. 「メンヘラーは母乳がでる」 メンヘラ以外でこのことを知っている人は個人的には相当な好き…

出会い系特集

  1. 2016-7-31

    スマホで出会える出会い系特集

    ぼくが若い頃は同級生の女の子がテレクラでオヤジと出会っていたが、 いまとなっては若い女は...
  2. 2016-7-21 更新

    出会い系ランキング情報

    「とにかく今すぐセックスしたい方」「セフレがほしい方」「たくさんの女性と体験したい方」...

人気記事ランキング

アーカイブ

外部ライター募集

本サイト「即系物件.com」では出会い系、ナンパ、風俗、恋愛ネタ関連のオリジナルコンテンツを書いてくださるライターさん(プロ・アマ問わず)を募集します。

⇒募集内容はこちら

お問合せ

サイトに関するお問合せを承っております。

⇒お問合せはこちら
出会いSNS PCMAX(PCマックス)
ページ上部へ戻る