無料の出会い系サイト「スタービーチ」とは?

starbeachcom

90年代はテレクラや「じゃマール」といった出会い系雑誌が出会い系のメインストリームだったが、これらはインターネットへの移行により衰退していった。(詳しくは過去記事を参照)

その代わりに登場したのがケータイ用ネットサービスで始められる出会い系サイトだ。

当時の出会い系サイトはケータイ向けとPC向けという2つの分類だった。というのはケータイ(ガラケー)でPCサイトを見ることは当時の技術では難しかったし〔もし仮に閲覧できたとしてもパケ死(注1)していただろう〕、PCも今ほど若い世代に身近なものではなかったからだ。

1999年1月にドコモが「iモード」を、同年4月には旧DDIセルラーグループが「EZweb」を開始。

これらは独自ネットワーク内での簡略型HTMLページの閲覧のみ可能なインターネットサービスだが、パソコンを持たない、(PCの)使用に不慣れな若い世代には受け入れられた。ケータイ向け出会い系サイトは、こうした若い世代を中心に利用者を獲得していった。

(注1)パケ死(パケし)とは、携帯電話・PHSの使用においてパケット通信料がかさみ、支払困難または支払不能に陥る様を表現した俗語である。近年ではパケホーダイなどのパケット定額プランへの加入が進み、聞かれなくなった。

ケータイ向け出会い系サイトの勃興

代表的なケータイ向け出会い系サイトは「スタビ」「Mコミュ」「PCMAX(注2)」「ハッピーメール(注3)」。

うち、スタービーチとMコミュはシンプルな掲示板型で、PCMAXやハッピーメールは会員制プロフ型の出会い系サイトだった。

(注2)株式会社マックスが運営する出会い系サイト。大手テレクラチェーン、リンリンハウスの系列会社。
(注3)株式会社アイベックが運営する出会い系サイト。PCMAX、ワクワクメールと並び「三大」サイトにカウントされる。

スタービーチとは?

初期に最も勢いがあったのは今や伝説となったスタービーチ(通称スタビ)の、それも携帯電話向けサービス「iFriends!(あいふれんず♪)」(注4)だろう。特に女性ユーザーの平均年齢は若く、「初期のスタビは神だった」と絶賛する人も多い。

(注4)「iFriends!」とはiモード対応のメル友募集コーナーで、要は出会い掲示板。初期のコンテンツは、iFriends!の他にiモードで同報送信(Cc、Bcc対応)できる「iPostYou!(あいぽすちゅ~♪)」、着メロ集の「iMelody!」、待ち受け画面を配布していた「iScreen!」があった。

ぼくは当時ストリートナンパがメインだったが、他方でスタビはぶっちぎりで出会えるサイトとして知ってはいた。周りをみても、ネットナンパをしている知り合いの大半はスタビを使っていたように思う。あるネットナンパ師が、ぼくの目の前で実際にやり取りを見せてくれたことがあった。

男「はじめまして!」「掲示板みました!さくっとどうですか?」「3万円?」「若いし顔に自信あるんで、援なしでお願い(><)」

女「じゃあ写メ見してくれるとうれしいーです!」

男「はい、プリ(プリクラ画像)ですどうぞ。どんなもん?」

女「いい感じです」

男「今から会えるの?」「わかりました……どこらへん?」「待ってま~す」

といった流れで交信し、実際にその日のうちに出会っていた。

「若い子は堅苦しいの嫌うからね、誠実さが伝わる短い文章で返信するのがコツだよ」と教えてくれたのが今でも印象に残っている。

 

ここで最低限の説明をしておくと、スタービーチとは株式会社スター・ビーチの運営による無料の掲示板型出会い系サイトである。

掲示板サービスの開始は1999年12月だった。投稿は時系列で閲覧できるほか、「年代」「性別」「生存地」別に検索できた。(念のため言っておくと、「生存地」というのは誤字ではない)

「こんにちは!●●と申します。メル友が少ないので、募集中です。身の回りで起こった出来事とか、学校の事とかを楽しく話せる人からのメール待ってます!」

「はじめまして!私は、市川市の南行徳っていう所に住んでますご近所さんで、メールできたらたのしいなーって思って登録しました♪自己紹介♪T160。あいのりにハマってる。飼ってないけど柴犬だいすき!」

「静岡住みの14です。お小遣いくれる方いませんか?」

「2万、3万円で会える人」「いま渋谷!すぐ会える人!」等々

「年代」別での検索ではなんと10歳未満、10代という項目があったし、選べた。たとえば、10代とは端的に言えばJK、JCである。わかりやすい日本語でいえば未成年の女子高校生ということになるだろうか。つまりはそういうことも可能な掲示板だった。ちなみに未成年男の書き込みも多かった。たとえば「夏休み中に童貞卒業したいね~。お姉さんたちに癒されたいわ」といった具合に……。

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当初スタービーチは広告展開を一切行わず、口コミのみでアクセスを増やしていた。それが約半年後の2001年5月には「iFriends!」掲示板への累計投稿数が1千万件を突破。

2000年8月にモバイル広告を導入し、その8ヶ月後の2001年4月には月のモバイル広告料金収入が1,200万円を超えるまでに成長する。

個人サイトとしてスタートしたスタービーチだったが、ここにきて2001年07月26日付けで法人化し、株式会社「スター・ビーチ」となった。掲示板サービス公開からわずか1年半後の出来事である。(これは本当にすごいことなのだ)

スタービーチの月間PV(ページビュー)は4.5億を超えるまでになった。

スタビ、閉鎖へ。

日経新聞に掲載されたスタビの広告

2014年8月13日の日経新聞夕刊に見開き広告が掲載された。

 

参加者が多くなるにつれて問題も増えてくるのは世の常だ。後期のスタビは、なりすまし(ネカマ)や、「○○やってます。人生が変わります!興味のある人はまずはメールください」といった詐欺情報商材への誘導をする者、メルアドを不正に収集する業者が跋扈する無法地帯になっていた。メアドを書き込んだ途端、スパムメールが大量に届くようにもなった。

また、当時は18歳未満の出会い系利用を制限する法律はなく、出会い系サイトには未成年が溢れていた。彼女たちは、こうしたケータイ向け出会い系サイトで「友達や知人を増やしたい」という気持ちから相手と連絡を取り合うことに迷いや抵抗感が薄く、その結果、児童ポルノの(製造・提供)被害も多くなっていた。

援助交際が社会問題化したのは1990年代半ばだが、特に1999 年に発売されたNTTドコモのiモードの誕生以降は、その低年齢化が加速した。背景には1999年以降急増したケータイ向け出会い系サイトの存在が大きいように思う。

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法の解釈には幅がある。それに取り締まる側の、たとえば総務省と警察庁の都合や思惑もある。何がどの程度までOKでどこからがダメなのか。スタービーチやその他の完全無料の掲示板型サイトはこの辺りのみきわめができなかった。

2009年1月31日、インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律、通称「出会い系サイト規制法」の改正にともない、スタービーチは惜しまれつつも閉鎖することとなった。

良い話と悪い話

まずは悪い話しから。

広告収入型の完全無料の出会い系サイトは、2009年以降衰退していった。完全無料で出会える出会い系サイトは存在しないし、存在し得ない。なぜなら、出会い系サイトの運営には多額の経費(注5)がかかるようになり、従来の広告収入モデルでは運営維持が困難になったからである。

要は、無料の出会いなんてうまい話しはないということだ。(あったとしても早晩対策されるか、再現性のないごく一部に限られたレアケースであることがほとんどだ)

(注5)法改正以後、出会い系サイトの利用には18歳未満でないことを証明するための年齢認証が必須となった。これには通常、身分証明書の提示が求められる。ここからが本題で、意外に思われるかもしれないが、提出されたデータの確認はすべて手作業(目視での確認)なのである。また、違法な書き込みを放置した場合、運営側の責任を問われることから、24時間の有人監視体制もほぼ必須条件となった。

では次に良い話しを。

法改正以後も着実にユーザー数を伸ばしている出会い系サイト

じつは「出会い系サイト規制法」の改正以後も着実にユーザー数を伸ばしている出会い系サイトがある。PCMAXやハッピーメールに代表されるプロフ型会員制の出会い系サイトだ。

掲示板型出会い系サイトは多くが”直アドをそのまま掲載する方式”のため、アドレスが無防備に晒される問題点があったが、プロフ会員制の出会い系サイトでは気に入った者同士で個別にやり取りができるのでスパムメールのターゲットになりにくいというメリットがある。

また、会員制のプロフ型サイトは登録する手間が弱い部分ではあるものの、無料の掲示板型出会い系サイトよりも荒れにくく多機能(注6)だ。

(注6)地域別や特定のキーワードを組み合わせて検索できる詳細検索機能のほか、ポイント制度、コミュニティ機能、占い・ゲーム機能、チャットに、足跡機能、日記機能と充実している。

ちなみにこれらのサイトは有料で、さらにいうとまともに出会いをやろうと思ったら月3,000円程度はかかる。

「無料で出会えるサイトはないんですか?」

これはぼくも考えたことがあった。無料の出会い系サイトが存続しない(できない)理由は先に述べたとおりだ。

まあ、強いていうならすべての望みをいちどに叶えようとするのは「強欲」というものではないだろうか。

当然、なかには費用の問題からあきらめる人もいると思うが、それならそれで構わない。たとえば社会人サークルや、知人の紹介、合コン参加、ストリートナンパなど、出会いの方法は、合う合わないは別として選ばなければいくらでもある。

ぼくはナンパから出会い系に転向し、いまではほぼ出会い系のみで女性と知り合っている。(ナンパは記事ネタにするくらいの頻度になった)

ぼくが出会い系を選んだのは、「出会い系の世界は需要の割に競争相手のレベルが低く、まともな知能と判断力があれば確実に結果が出せる」からだ。

多くの人は、出会い系サイトを利用してまで出会いを求めようとはしない。あくまで自然な出会い、たとえば職場やバイト先、旅先といった、羨望の対象となるような出会いを求めている。当然、こうした恵まれた環境下での出会いは競争率が高く、成功する人はごくわずかだと思う。

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